オトナ女子の常識「急須のお茶とペットボトルのお茶の違い」 オトナ女子の常識「急須のお茶とペットボトルのお茶の違い」
急須で淹れたお茶と、ペットボトルや缶のお茶では味や香りも、含まれる栄養成分の量も全然違うのです。
急須で淹れたお茶と、ペットボトルや缶のお茶では味や香りが断然違うように、お茶に含まれる栄養成分の量も全然違います。
またお茶には、風邪やインフルエンザなどの予防や、血圧やコレステロールの抑制、美肌やダイエットなどによい成分が含まれますが、その効果が期待できるのも、急須で淹れたお茶です。
急須で淹れたお茶とペットボトルのお茶の違い
静岡県環境衛生科学研究所で行った調査によると、急須で淹れた煎茶にはペットボトルの緑茶飲料に比べ、
●リラックスやPMS改善などの効果があるテアニンが4.1倍
●抗酸化作用や血圧抑制、脂肪分解などに効果のあるタンニンは5.5倍
●集中力アップや利尿作用、二日酔いなどに効果のあるカフェインは2.5倍
多く含まれると言います。
見過ごせない沈殿物や添加物
急須でお茶を淹れると茶碗の底に粉のように細かい茶葉が沈殿しますが、その沈殿物にこそ、お茶の栄養成分が豊富に含まれています。
しかしその沈殿物は日持ちしにくいもので、ペットボトルや缶の緑茶飲料を作る際、すべて除去します。
するとお茶に含まれる栄養成分までなくなってしまうので「緑茶抽出物」を添加するのです。
さらに、酸化してお茶の色が変わるのを防ぐためにビタミンCも添加します。
ビタミンCと聞くと体に良いイメージがありますが、これはアスコルビン酸というブドウ糖を人工的に還元させた食品添加物。
体への吸収率は天然のビタミンCに比べると、わずか5分の1しかありません。
しかも、がんや老化、生活習慣病などの原因になる活性酸素を発生させることが指摘されています。
つまり、急須で淹れたお茶とペットボトルや缶の緑茶飲料は、味だけでなく栄養成分の質もまったく違うのです。
手間をかける価値あり
茶器や茶葉を揃え、急須でお茶を淹れることは、とてもお金や手間のかかることと思われることでしょう。
しかし茶器への投資は一度だけ。
茶葉だけを考えれば1杯あたりのコストはペットボトルや缶より安いですし、不燃ごみもでません。
お気に入りの茶器を取り出し、湯を沸かして茶器を温める。背筋を伸ばしてお茶を少しずつ注いだ時に立ち上る香り……。
わずか数分の優雅な時間は気持ちがリセットできますし、その日一日にメリハリを付けてくれることでしょう。
ぜひ急須で日本茶を楽しむ習慣を身につけてみませんか。