日本茶との新しい付き合い方をデザインする「USAGIYA原宿店」
ユニークな定額制サービスを提供する北海道旭川発の日本茶カフェをご紹介します。
今年9月にオープンした商業施設
「JINGUMAE COMICHI(ジングウマエ コミチ)」の中に
面白い日本茶スタンドがあると聞いて行ってきました。
原宿駅といえば今年3月に新駅舎ができて話題でしたが
それは表参道方面の東口のお話。
JINGUMAE COMICHIが近いのは竹下口です。
竹下通りを横目に新宿方面へ。
ネスカフェ原宿を右折するとやがてJINGUMAE COMICHIに着きます。
コロナ禍からだいぶ人が戻ってきた竹下通りに比べ
こちらは静かなエリアですね。
JINGUMAE COMICHIは食に特化した商業施設だそうで、
1~2階を一つの街に見立て
18店舗の飲食店が小径を挟んで連なっています。
3~5階は企業オフィスだそうです。
1階奥の右手にUSAGIYAがありました。
USAGIYAは北海道旭川発の日本茶専門店&カフェで
(どら焼きで有名な上野広小路の「うさぎや」とは無関係とのこと)
創業は2014年と最近ですが、
昭和20年創業の老舗茶店吉川園を引き継いでいるそうです。
ここ原宿店は道外初の店舗で、
しかも初のキャッシュレス店舗だとか。
コロナ対策のアルコール消毒と非接触タイプの体温計。
でも私が見ている時は使っているお客さんはいませんでした。
私は手だけアルコール消毒したものの、
このタイプの体温計って計られる側の私が持っていいのでしょうか?
スタッフさんに計ってもらうものでは……?
よく分からないのでパス。
店内は注文を受けてドリンクを用意するカウンターと
茶葉など商品を陳列している棚から構成されています。
こちらがメニュー。
旭川本店はスイーツやお茶グッズも充実しているそうですが
原宿店はドリンクとジェラートのみで勝負しています。
まずはブランド名を冠した兎茶のホットにしました。
とっても飲みやすいです。
玉露・かぶせ茶・煎茶をブレンドしてあるそうですが
飲みやすすぎてちょっと物足りない気がしました。
苦みやえぐみ、クセもなく、全体的にライトで
ペットボトルの緑茶に慣れた人にはちょうどいいかも。
また味だけでなく温度も飲みやすく
受け取ってすぐに口を付けたのにゴクゴク飲めてしまうほど。
でもちゃんと温かい。
こちらが中身。味の割に濃くキレイな水色です。
注文後にスタッフの方は紙コップにティーバッグを入れ、
蛇口からお湯を注ぎ、氷を少し加えていました。
なんという直接的な湯冷まし!
メニューはミントや桜、柚子などフレーバーが豊富。
これが“日本茶との新しい付き合い方”なのだなぁとしみじみ。
USAGIYAはドリンクや茶葉の販売のほか
パスポートと専用ボトルをボトリング対応スタンドへ持っていくと、
30日間、1,500円の定額制で、15種類のお茶を何度でも楽しめる
「USAGIYA TEA BOTTLING™」というサービスを提供しています。
試してみたかったのですが、原宿は数カ月に一度がせいぜい。
そこでボトルだけ購入し、新しく注文したお茶を入れてもらいました。
次のお茶は深蒸し煎茶のアイス。
ボトルにティーバッグとお湯を少し入れて葉を開かせ
そこに氷とお水を追加していました。
飲んでみるとさっきの兎茶と全然違う!
キレのある口当たりの後に甘みが広がり
穏やか余韻が続きます。頼んで良かった!
急須で淹れた日本茶が好きな人もちゃんと楽しめるお店です。
ちなみに定額制サービスの利用具合を聞いてみると
月に100名ほどで、JINGUMAE COMICHIの上のオフィスや
近隣に勤める人が利用しているとか。羨ましい。
うちの近所にもこういうサービスのあるお店ができて欲しいな。
ティーバッグだと時間が経つとえぐみが出るかな?
と心配だったのですが、これがほとんど味が変わらない。
専用ボトルは1500円でちょっと割高ですが
普通のプラカップより温度がキープできて、バッグに入れてもOK。
あまり原宿に来ない方も
このボトルでテイクアウトするのオススメです。
デザインもいいので、今でも家や外出時に活躍しています。
<店舗概要>
店名:USAGIYA(ウサギヤ)原宿店
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-23-26 JINGUMAE COMICHI 1F
アクセス:JR山手線 原宿駅 竹下口より徒歩3分
営業時間:平日8:30~19:30
定休日:なし
電話:03-6434-5120
URL: https://usagiya-tea.jp