エシカル・スピリッツ × TeaRoom 業務提携を発表 – 第1弾コラボ商品として茶葉を使用したエシカル・ティー・ジンを販売
循環経済の実現を目指す蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ株式会社 (英語表記:The Ethical Spirits & Co / 本社:東京都渋谷区 / 共同発起人:山本祐也・魚住りえ・山口歩夢・小野力・加藤咲 / 以下 エシカル・スピリッツ)は、この度、日本茶の生産・販売や事業プロデュースを行う株式会社TeaRoom(本社:東京都渋谷区 / 代表取締役:岩本 涼 / 以下 TeaRoom)との業務提携、及びその取り組みについて発表いたします。
荒廃農地・耕作廃棄地の問題に取り組む両社のノウハウを生かし、農地生産者から消費者まで継続的に循環するエシカルな ものづくり を実現して参ります。
その第1弾コラボ商品として TeaRoom が生産する茶葉を使用したエシカル・ティー・ジン『REVIVE(from NINJA)』を発表。本商品は現在実施中のクラウドファンディングにて数量限定で予約販売となります。
Makuake|東京蔵前に蒸留所!廃棄される運命の酒粕やビールをリユースし至高のジン造りに挑戦|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス
当蒸溜所では、ジン蒸留を半年続けた後、ウイスキーの蒸留も計画しております。今後もエシカルを軸として、スピリッツ市場で世界のリーディング・カンパニーとなるこ…
提携の背景について
現在、日本の農村部では耕作放棄地が問題となっています。その面積は1980年の12.3万haから2015年には42.3万haと3倍以上に増加しています。エシカルスピリッツでは提供酒粕によって作られたエシカル・ジンの容量と同量の酒造好適米を新たに生産を委託し、酒粕提供日本酒蔵に送り、中長期的にはその作付対象を耕作放棄地にしていく計画を持っています。
お茶の業界においても荒廃農地の問題は例外ではなく、放棄茶園と呼ばれ荒れた茶畑が増え続けています。TeaRoomは合弁会社である農地所有適格法人 株式会社THE CRAFT FARMと連携を取り、事業投資をしている茶葉生産のノウハウを生かし、放棄茶園の課題に関しても注力しております。
荒廃農地・耕作廃棄地の問題に取り組む両社のノウハウを生かし、農地生産者から消費者まで継続的に循環するエシカルな ものづくり を実現するため、今回の業務提携へと至りました。
5年間にわたる安定的取引を前提に、放棄茶園から採集したお茶の幹や葉を原料としたジンの生産をエシカル・スピリッツが行う一方で、TeaRoomがその放棄茶園を再び生産可能な茶畑へと整備していきます。
■ TeaRoom 岩本涼より
エシカル・スピリッツさんの企業理念や活動への想いには非常に共感させて頂いており、今回の協業をとても嬉しく思います。私はお茶に多くの可能性を感じて現在も活動しておりますが、現実を見ると様々な課題が目の前に広がっています。放棄茶園もその一つです。しかし、今回エシカル・スピリッツさんを通じてジンを商品化することで、産業の負として存在していた課題に価値付けをし、新たな強みとして世の中に発信することができるのではないかと考えています。
ただ売れるものを作っていくだけではない、社会性や持続性を踏まえた新たな世代を代表するクラフトマンであるエシカル・スピリッツさんとともに歩み、産業の活性化に取り組んでいきたと思います。
■ エシカル・スピリッツ 山本祐也より
お茶の世界に革新をもたらすTeaRoomさんと提携させて頂くことを非常に嬉しく思います。
今回のエシカル・ティー・ジンでは葉の部分だけでなく、木の幹の部分(古木茶)を多く用いました。この幹の部分は普段活用される機会があまりなく、そのまま捨てられることも多い一方で、実は本来深みのあるくアロマティックな香りを持っています。
私たちのポリシーである「世の中の様々なモノが、使用後も多様な価値を見出され、形を変えながら永く使い続けられる。」を、お茶の世界に応用することで、そして何よりも素晴らしいお茶を作るTeaRoomさんのおかげでまた新たな「エシカルだから、もっと美味しい」ジンが出来上がりました。本作品をお客様に飲んで頂けることを、心より楽しみにしております。
第1弾コラボ商品エシカル・ティー・ジン『REVIVE(from NINJA)』
商品名 :『REVIVE(from NINJA)』
販売場所 :Makuakeにて先行販売
https://www.makuake.com/project/ethicalspirits/
価格 :5000円(税抜)[希望小売価格]
品目 :スピリッツ
アルコール分:40度
容器 :375ml瓶
製造場所 :千代むすび酒造
※デザインに若干の変更が生まれる可能性がございます。
エシカル・スピリッツ では「再生」そして「循環」をテーマに、廃棄予定の酒粕をジンに変える取り組みを行ってきました。根本的には、蒸留を通じて世の中の様々なモノが使用後も多様な価値を見出され、形を変えながら永く使い続けられるような、可能性と多様性に満ちた循環型社会の実現を目指しています。
その中で、茶葉の生産事業に精力的に取り組まれているTeaRoomの茶葉を使用することで、エシカルなものは美味しいという意識改革をはかっています。完成には多くの工程を必要としましたが、2種類の茶葉のブレンドした商品開発を何度も行い、理想型に近いと言えるものが出来上がったと考えています。
今後、『REVIVE(from NINJA)』を通して「エシカルだから、もっと美味しい」ということを実現していくことに意義を感じています。日本ではまだまだエシカル、サステイナビリティと食を結びつけると「環境や地球には優しいけど、そうでないものと比較して味はやや劣るのではないか」と言われることがあります。しかし一般的なジン製造の多くが、外部から味・風味があまり強くない蒸留用グレーンスピリッツを購入することに比較し、当プロジェクトでは日本酒の酒粕を使用しており、上記の茶葉をはじめとするボタニカルに立体感をもたらすようなお酒造りを目指しています。
LAST ―それはまるで、飲む香水。
「最後」と「続く」という一見矛盾する2つの意味を持つ“LAST”。この言葉を冠したクラフトジンは、酒粕の価値を循環させ、全く新しい蒸留プラットフォームを体現する。LASTはエシカル・スピリッツの理念が形になった、革新的なクラフトジン。
■ 現在 達成率は260%超え、世界初の再生型蒸留所クラウドファンディング
題目 :「東京蔵前に蒸留所!廃棄される運命の酒粕やビールをリユースし至高のジン造りに挑戦」
実施場所 :Makuake プロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/ethicalspirits/
目標金額 :3,000,000円
リターン :蒸溜所ファーストバッチジン、ジン飲み比べセット、エシカル・スピリッツ・メイトとしてサロンコミュニティへの招待、オリジナル・クラフトジンオーナーコース等多数
※こちらのプロジェクトにおいてリターンとして設定しているものが『REVIVE(from NINJA)』となります。
■ エシカル・スピリッツ株式会社
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」をモットーに、新時代のジンやウィスキーを生産する蒸留ベンチャーです。2020年3月には、日本酒生産工程の最後に生成される酒粕を再蒸留してクラフトジンを生産及び販売し、その利益から酒米を酒粕提供元の蔵元に提供し、再度そこから日本酒を生産するという世界初の循環型「エシカル・ジン・プロジェクト」を始動しました。第1弾エシカル・ジン「LAST」はテーマを「飲む香水」とし、至高のアロマを実現したフレーバード・ジンとなっています。
今後も循環社会へ貢献すると共に、年内に世界初のエシカル生産に特化した蒸留所を開設し、世界をリードするサステイナブルなスピリッツブランドを目指します。
共同発起人:山本 祐也, 魚住 りえ, 山口 歩夢, 小野 力, 加藤 咲
所在地:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-9-3-4F
創業:2019年
事業:酒類(スピリッツ)の企画/販売
公式オンラインショップ:https://shop.ethicalspirits.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/ethical_spirits/
Facebook:https://www.facebook.com/ethicalspirits
■ 株式会社TeaRoom
2018年の創業より静岡大河内地域に日本茶工場を承継。サステイナブルな生産体制や茶業界の構造的課題に対して向き合うべく、2020年には農地所有適格法人の株式会社THE CRAFT FARMを設立。サプライチェーンの上流から販売までを一貫して担うことで、循環経済を意識した生産・日本茶の製法をもとにした嗜好品の開発及び販売・茶の湯関連の事業プロデュースなど、東京を中心に新しいお茶の需要創造を展開している。
1997年生まれの代表 岩本氏は、一般社団法人お茶協会が主催するTea Ambassadorコンテストにて、京都門川市長より日本代表/Mr.TEAに任命。裏千家での茶歴は14年を超え、2020年9月に岩本宗涼を拝命。「茶の湯の思想 × 日本茶産業」に対する独自の視点で、様々な領域で活動中。
代表:岩本 涼
所在地:東京都渋谷区恵比寿一丁目7番2号・エビスオークビル2・22号室
工場:静岡県静岡市葵区渡1449
創業:2018年
H P :http://tearoom.co.jp
事業:日本茶の生産/販売/事業プロデュース、茶の湯関連文化事業
■ 農地所有適格法人 株式会社THE CRAFT FARM
日本茶産業の大きな課題となっている生産部門に着目し、その未来のビジネスモデル早期に構築すべく、2020年春に設立されました。本法人は静岡市内で輸出No.1の実績を誇る茶商社の株式会社カクニ茶藤、弊社の共同創業者であり現在は静岡工場長の水野嘉彦、池崎修一郎、株式会社TeaRoomの2法人2者での合弁会社となります。
代表:水野嘉彦
所在地:〒421-2304 静岡県静岡市葵区渡1448-6
創業:2020年
H P :https://tcf.co.jp/
事業:日本茶の生産/企画/開発
■ 本件に関するお問い合わせ先
エシカル・スピリッツ株式会社 PRESS:堀江・中沢
E-mail:contact@ethicalspirits.jp