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日本茶NEWS

2022.05.07

「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」イベント開催レポート/『茶会×DX→茶の湯の可能性と新しい未来』

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富士通の最新インタラクティブ・テックIzuminaによる新時代の革新的茶会

「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」イベント開催レポート/『茶会×DX→茶の湯の可能性と新しい未来』

TZEN株式会社(代表取締役CEO:長尾 千登勢/所在地:東京都品川区大崎)と、江戸時代から続く京都宇治の老舗製茶問屋・山政小山園(代表取締役:小山 政吾/所在地:京都府宇治市小倉町)が展開する「MATCHAのサードウェーブ」をコンセプトに抹茶や茶の湯の楽しみ方を提案するATELIER MATCHA(アトリエ マッチャ)は、「DX時代の新しい茶会の楽しみ方」を提案すべく、富士通株式会社「Izuminaチーム」、株式会社電通のクリエイティブチームとのコラボレーションによるインタラクティブ茶会体験「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」を2022年1月15日(土)と16日(日)の2日間、富士通岡田記念ライブラリーにて開催しました。

Peatixでのチケット発売が5日間で完売という人気ぶりに、伝統文化×DXへの関心の高さと期待感を感じさせる、革新的な茶会イベントとなりました。

【CYBER CHAKAI サイバー茶会】 富士通の最新インタラクティブ・テックIzuminaによる新時代の革新的茶会

via www.youtube.com

■『茶会×DX』、茶の湯の可能性と新しい未来を表現した2日間

日本が世界に誇る茶の文化。
茶の楽しみ方の可能性を追求しつづけるATELIER MATCHAが電通Japan Culture Hub、株式会社富士通岡田記念ライブラリー協力のもと企画した富士通研究所の最新テクノロジーである「Izumina」を活用し開催した「CYBER CHAKAI(サイバー茶会)」。
当日はアトリエマッチャのオーナーであり、茶道裏千家準教授である長尾宗勢が席主となり、「初釜」をテーマにした新春の茶席をはじめ、参加者の皆様が、実際に電動茶筅「CHARAKU」を使ってお点前を体験いただくなど、従来の茶の湯の概念を超えた新感覚の茶席をお楽しみいただきました。

全面白壁のモダンな茶室にオープニングムービーが流れ、お客様が席に着くと突然畳に「Welcome ●●様」とデジタル映像でウエルカムメッセージが現れ、驚きの演出がスタート。
掛軸や円窓の風景がプロジェクション映像で映し出され、参加者を別世界へと誘います。
まずは席主が茶を一服点てるそのお点前もサイバー茶会らしく電動茶筅を使ったユニークなお手前。
参加者は畳に浮かんだ「右に茶碗を3回回す」等お茶の飲み方を伝える映像のディレクションを見ながらお茶をいただきます。
茶道初心者の方でもディレクション通りに飲めば作法を気にする必要がないため、最初から和気あいあいとリラックスムードでお茶席が進んでいきます。

そして第二部は「サイバー茶歌舞伎」。
3種類の抹茶の味を当てるゲームは、参加者が畳のモニターに自ら専用のペンで文字や絵を描きながら進行。
自分の書いた文字を茶室の壁に飛ばしながらのデジタル&インタラクティブな新しい茶会を楽しみました。

富士通研究所の最新技術「Izumina」を駆使したCYBER CHAKAIの様子

お茶の新緑園(画像11182)

お茶の新緑園(画像11183)

お茶の新緑園(画像11184)

お茶の新緑園(画像11185)

さまざまなジャンルでDX化が進む中、日本の代表的な伝統文化である茶の世界も、デジタルと融合した世界観を構築することで、従来の閉ざされた世界から、無限に広がる茶の湯の可能性と新しい未来を体感いただけた一日となりました。
デジタルな世界観はもちろん、茶室の畳に映像で様々なディレクションが出ることから、茶の湯の初心者や外国人、子供など茶道になじみのない方でもお作法を気にすることなく参加できるのもサイバー茶会の特徴。
映像の指示通りに動くだけでいいため、初心者や海外からのゲスト向けの教育・教養コンテンツとしても活用可能です。
また茶室の掛軸や風景も映像を入れ替えるだけで自由自在に変更可能。
茶会にDXを取り入れることで、敷居が高く思われがちな茶道を気軽に楽しく体験いただける入り口として、デジタルの面白さを体験いただける機会となりました。

お茶の新緑園(画像11187)

お茶の新緑園(画像11188)

お茶の新緑園(画像11189)

【主催者より】

富士通のインタラクティブ・テック Izuminaのシステムと茶会が融合することで、今まで見たことのない新たなデジタル×伝統の体験が生まれたことを関係者一同うれしく思っています。
参加してくださった方からも「とても面白く1時間があっという間だった」「初めて茶会に参加したが緊張せず楽しめた」などの感想をいただいており、このサイバー茶会を機会に、今まで茶道や茶会に興味があってもなかなか参加する機会がなかった方々にも茶の湯の世界を知ってもらうきっかけになればと思っています。
次回は研究所の中ではなく、誰でも参加できるオープンスペースでの実施ができればと思っておりますので、今後の展開にご期待ください。

お茶の新緑園(画像11191)

今回席主を務めた長尾宗勢(ATELIER MATCHA代表・茶道裏千家準教授)

<CYBER CHAKAI(サイバー茶会)実施概要>
・日時:2022年1月15日(土)16日(日)両日ともに3席・各回60分
・開催場所:富士通岡田記念ライブラリー
https://www.izumina.io/okadaml/
(神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1/JR南武線 武蔵中原駅 徒歩3分)
・参加人数:各席4名(6席)24名が参加
・主催:ATELIER MATCHA
https://ateliermatcha.com/
・後援:電通『Japan Culture Hub』
https://japanculturehub.jp/
・協力:富士通株式会社『Izuminaチーム』
https://www.izumina.io/
・内容
①インタラクティブ薄茶:テーマ「初釜」新春の茶席 薄茶一服(菓子付)
②サイバー茶歌舞伎:抹茶三種の聞き茶(飲み比べにより抹茶の銘柄を当てる)
③電動茶筅CHARAKUお点前体験:電動茶筅で自分で茶を点てる

※席主 長尾宗勢(ATELIER MATCHA代表・茶道裏千家準教授)

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