下町の路地裏にある古民家をリノベーションした日本茶専門カフェでほっと一息するひと時を「ShiZen Tea」
美味しい日本茶が楽しめる素敵なお店をご紹介します。
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最近東京で急増している日本茶専門カフェ。
サードウェーブ系のコーヒースタンド風だったり
スタイリッシュなバーのようだったり、お店の雰囲気もさまざまです。
昨年11月に日本橋人形町オープンした「ShiZen Tea」は
100年以上前の古民家を改修していると聞き
俄然興味が湧いて行ってきました。
まだコートが手放せない寒い日の午後、
路地を迷いつつ歩いていると、視界の端に捉えた看板。
「この建物、何度が見かけたわ……。ここだったのか」
改修したとはいえあまりの民家然とした佇まいで、
建物の側面が目に入ってもスルーしていました。
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内装も民家の名残がたっぷり。
あぁ、この曇りガラスの模様!
昔、実家の風呂場の窓がこんな感じだった!
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この日は店内でお店主催のイベントがあるようです。
イベントは満員ですが、貸し切りではないので飲食可能とのこと。
空いている席を確保して奥のカウンターで注文しました。
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上煎茶は12種類以上、上抹茶は4種、
お店オリジナルの煎茶入り抹茶は3種類。
500円くらいで飲めるものから、中には4000円なんてお値段のものも!!
さすが故ロブション氏が認めた品種です。
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迷っていたら店員さんが気さくに話しかけてくださり
普段飲んでいるお茶や好みを伝えると、オススメをピックアップ。
その中から、「香駿」と「そうふう」という品種を選びました。
お茶請け(別料金)は創業120年になる
築地「茂助だんご」の魚河岸最中だそうで、
こし餡と小倉(粒あん)があったので小倉を注文。
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木のトレーには目の前で丁寧に淹れてくださったお茶のカップと
こした茶葉、お茶請けの皿と手拭き。
そして品種紹介と美味しい飲み方のカードが付いてきます。
2煎目と3煎目はカウンターに持って行って
自分で淹れても良し、店員さんにまたお願いしても良し。
「香駿」はフローラルと柑橘系の混じった香りで春にピッタリの華やかさ。
日本茶らしい透き通った渋みの中にほんの少し甘みがあり、
普段ペットボトルばかりで本格的な日本茶を飲みなれない人にもオススメです。
「そうふう」は清々しい草原のような香りですが、
口に含むと豊かな旨みの中に微かに海苔のような香りが!
日本茶好きにこそ飲んで欲しいユニークな味わいです。
お茶請けはさすが老舗の最中。
パリッとした皮の中に、上品な甘さのあんこ。ちゃんと小豆の香りがします。
「香駿」とも「そうふう」とも最高のペアリングでした。
お茶は何杯も飲めてコスパが良いのもポイント。
香りは少なくなっていきますが、味は決してそうではありません。
誰かのおうちに遊びに来たかのようなくつろげる空間で、
1煎目、2煎目、3煎目と変化していく日本茶を
ゆったりと味わいたい方にオススメです。
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<店舗概要>
店名:ShiZen Tea(シゼン ティー)
所在地:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-4-11
アクセス:東京メトロ日比谷線 人形町駅 A5出口から徒歩2分
営業時間:平日8:00~19:00 土日祝10:00~18:00
定休日:水曜日
電話:050-5806-2824
URL: https://www.shizen.site/

