「Weather Mind」 に寄り添うお茶時間。
「ウエザーマインド」直訳すると心の天気。誰しも心模様は天気図の様に常に変化し続けます。ペットボトルが変わらない品質で喉を潤す飲料ならば、急須で飲むお茶は味わいが変化する心を潤す飲料です。湯温や湯量、茶器、茶量、抽出時間、場所、時間、心持ち等で変化するお茶時間とは。
「ウエザーマインド」造語になります。あらゆる分野で常に進化し続ける時代の流れの中、日本茶に関わる仕事に勤め始め15年目の環境にある自分。そんな環境を外から内から他業種や地域からなどの視点を活かし10年後、100年後の未来を見据えた思考を創造し落とし込みたい言葉。
日本茶=(イコール)?を考えたとき、解釈は様々で多くのワードが出てきましたが集約するとキーワードは「心」となりました。「心」を解り易い言葉に落とし込み「天気」とします。
なぜなら、今や遠い宇宙の星を観測出来る時代ですが、明日の天気は予報として確立「%」で伝わり私達はその%から様々な行動を計画して動いています。そして予報なので当然外れる事もあります。晴れ、雨、曇り、時には暴風や大きな自然災害。人の心も天気と似ていて明日の心模様なんて確定は出来ません。「予報からいくと明日はきっと雨模様だろう」と考えていても実際は晴天だったり。周りは晴れ模様でも個人の心は豪雨だったり。人の心は「ウエザーマインド」。
キーワードから様々波及する時代。最近では、SNS等から「シェア」という言葉が生まれ、そこからカーシェア、ハウスシェア、ワークシェア等が生まれています。ひとつのキーワードから異業種の中で進化し私達の生活が便利に快適な方向へと進んでいるのは間違いありません。
キーワードを「ウエザーマインド」と考え未来を創造すると、例えば映像クリエイターが映像だけで引きこもりやいじめに苦しむ方々の心を晴れ模様に変えたり、建築関係では「心」に特化した五感を癒すビルや家、施設が今以上に増えたり、IT関係や開発分野では、逆に晴れ模様のマインドの方々があえて未来の雨模様をリアルに体験出来る事で現行課題や未来志向の精度を上げられたり、食品や飲料も「心が満たされる」シーンや機能性、サービスで様々な人の心に寄り添えたり、公共サービスもケガや病気の救急車だけでなく突発的な心の暴風雨にも救急対応が出来たり、教育も心の教育は今後の様々な進化を想像すると老若男女がより深くより時間をかけていく必要があると考えます。
ビジネス間も現在は「強みをより強く」を多く感じますが雨模様の企業とみていたところが内状は晴天だったり、心ときめかない取引先や企画に実はビッグビジネスが眠っていたり、先の天気を予報しながら「小雨だけど傘要るよね」「今は晴れているけど台風来てるから備えないとね」とか強みや弱みの本質や裏側の情報をオープンにする事で何かが生まれたり、各分野で「それってウエザーマインドだね」と発想してみると豊かで面白い。
雨を欲している人、晴れを望む人、曇りが欲しい人、急激な変化に気付いてる人、雨模様晴れ模様に気付かない人、本当に人の心は千差万別。明日の心模様も千差万別。だからこそ未来は人の心に寄り添える手段がもっと手軽に便利に身近な位置にあって欲しい。
日本茶は心の飲料とも呼ばれます。例えば急須で淹れるお茶はルーティン。急須と湯飲み、茶葉とお湯をチャカチャカと手に取る作業。その間、無心の人、別の思考で一杯の人、集中してる人、様々ですが目的は美味しいお茶を淹れる事。自分の為であったり、家族や友人、客人の為に。お茶は1000年以上の歴史がありますが実はお茶を淹れる一連の流れや、もてなす側受ける側の環境は変化(進化)していません。最近ではスタイリッシュな日本茶専門店や日本茶カフェ等は首都圏を中心に増加傾向で、自らお金を支払いお茶を味わうスタイルも登場していますが、和食店等へ行くと当然の様にお茶が出されサービス飲料となります。地位の高い人や小学生、お父さん、おばあちゃんにも平等に何も変わらず同じ品質のお茶が皆さんに。形はサービス飲料でおもてなしを受けます。スーパー等で茶葉を買われる方も実は茶葉を買っているのではなくてリラックスや癒し、安らぎ時間、家族の飲用シーン等を求めて茶葉は消費されます。長い歴史と文化が日本茶と日本人の心を強く結び、老若男女が愛飲する国民飲料となっています。
私は、お茶が皆様の心を向いてる気がしてなりません。「weather Mind」どんな心の天気模様でも寄り添い続ける日本茶でありたいと思います。「My Time My Select My Tea」~ 茶の字は「草冠の下に心がホッとする」と書きますよ・・・素敵なお茶時間を。
日本茶専門店 新緑園
羽澤 純吾
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