お茶用マイボトル提供により年間約1tの廃棄物削減にも貢献
東京建物株式会社、株式会社TeaRoom、secca inc.の3社は、東京建物が再開発組合の一員として参画している「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(以下「八重洲プロジェクト」)において、お茶を通じてワーカーのウェルビーイング向上と企業のウェルビーイング経営を支援する新たなサービス「オフィスで茶の間」(以下「本サービス」)を導入することが決定しましたので、お知らせします。
【本リリースのポイント】
・ お茶を通じて、ワーカーのウェルビーイング向上と企業のウェルビーイング経営推進を支援する新たなサービス「オフィスで茶の間」を八重洲プロジェクトに導入。
・ 東京建物、お茶の生産から販売までをトータルプロデュースするスタートアップ企業TeaRoom、金沢を拠点に活動するものづくりクリエイター集団seccaのコラボレーションにより実現。
・ 気分やムードにあわせて選べる9種類のお茶フレーバーや本格的なお茶を楽しめるキットを新たに開発。
・ お茶用のマイボトルの提供により、ビル全体で年間約1tの廃棄物削減にも貢献。
「オフィスで茶の間」導入の狙い
昨今、人材の確保や定着、従業員の生産性向上のために、健康経営やウェルビーイング経営に取り組む企業が増加しています。本サービスは、こうした社会ニーズに応えるため、お茶を通じてオフィスにおける新たな生活習慣を創出することで、ワーカーの心身の健康やコミュニケーション活性化などワーカー自身のウェルビーイング向上と企業のウェルビーイング経営を支援するものです。
茶道では、亭主と客が心を通わせることが重要とされ、互いに思いやりの心を持つことが求められます。この精神は日本のおもてなしの心にも受け継がれています。お茶は日常生活の中でも人々を結び付ける役割を果たしており、日本人は、家族や友人と一緒にお茶を飲むことで、精神的なつながりや和合の心を大切にしてきました。オフィスに現代に適した茶の間を作ることで、人との良質なつながりによってワーカーのウェルビーイング向上を図ると同時に、日本で育まれてきた精神性や文化を未来に受け継ぐ体験を提供します。
さらに、オフィスでの新しい形でのお茶の消費促進により、高齢化・後継者不足に悩まされる「日本の茶産業」の持続可能な発展・成長に貢献します。
「オフィスで茶の間」で提供する主なサービス
本格的なおいしいお茶を手軽に楽しめる「ファストティー」
お茶の生産から販売までをトータルプロデュースするスタートアップ企業TeaRoomが、業務用の一杯取りドリップマシンを活用し、急須で淹れたお茶と同等の風味と香りを楽しめる、本サービス独自の抽出レシピを開発しました。八重洲プロジェクト13階に設置されるオフィス入居者向けのウェルビーイングフロア「(仮称)Wab.」※(以下「Wab.」(ワボ))などで、ワンタッチで手軽に高品質なお茶を購入いただけます。また、お茶専用のマイボトルをビル運営者が無償で提供し、ワーカーにマイボトルの利用を促すことで、八重洲プロジェクト全体で年間約1tの廃棄物削減を見込んでいます。
※ Wab.の詳細はこちら(https://tatemono.com/news/20240607.html)
専用のお茶キットで、どこでも手軽に急須で淹れたお茶を楽しめる「スローティー」
TeaRoom、金沢を拠点に活動するものづくりクリエイター集団secca、東京建物の3社が共同で本サービス専用のお茶キットを開発しました。専用のお茶キットは東京建物がWab.をはじめとした八重洲プロジェクトのオフィス共用部で提供します。お茶キットを活用することで、どんな場所でも手軽に急須で淹れた本格的なお茶を楽しむことができます。主にお客様へのおもてなしやワーカーの休憩時間における利用を想定し、お茶を淹れる時間を共有することで、お茶をきっかけに、オフィスにおける日常の交流を増やし、人々のつながりを創出します。
また、TeaRoomと東京建物がスローティー専用の茶葉「ウェルビーイングティー」(9種類のフレーバー、ホット・アイスが選択可能)を共同で開発しました。そのときの気分やムードに合わせた茶種を選択することができる独自の「ウェルビーイングティーマッピング」を活用することで、自分に合った本格的なお茶を手軽に楽しめます。
ワーカー同士のコミュニティ形成を促進する「茶の湯イベント」
茶の湯の概念やお茶の楽しさを学ぶ「茶の湯イベント」をTeaRoom等の協力のもと、Wab.等で定期的に開催します。イベントを通じて茶の湯文化への理解を深め、お茶に興味を持っていただくことで、「ファストティー」や「スローティー」の利用につなげるとともに、ワーカー同士のコミュニティ形成を促進し、オフィスに出社することの価値を創出します。
「茶の湯イベント」イメージ
東京建物のまちづくりにおけるウェルビーイングに関する取り組み
東京建物は、ウェルビーイングに関する施策の検討をより深め、まちづくりに実装していくことを目的に、2023年3月にプロジェクトチーム「Well-being Lab.」を発足しました。Well-being Lab.では、首都圏のビジネスパーソン1万人への調査結果を踏まえ、どのような行動や状況がウェルビーイングの向上に資するのかを分析した20個の「ウェルビーイング向上因子」を特定しています。また、調査結果と学術的な見解をもとに、毎日1問に回答してもらうことで、個人のウェルビーイングの状態を簡易に測定できる「ウェルビーイングスコア」を開発しています。
「ウェルビーイング向上因子」を基に効果的な施策の検討を重ね、本サービスの導入決定に至りました。
「オフィスで茶の間」パートナー概要
TeaRoom
会社名:株式会社TeaRoom
本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-38-14 STANTION kitasando 5F
代表者:岩本 涼
設立:2018年5月
事業概要:日本茶の生産・販売・コンサルティング業、茶道・日本茶を中心とした文化関連事業
コーポレートサイト:https://tearoom.co.jp/
secca
会社名:secca inc. (株式会社雪花)
本社:石川県金沢市昭和町12-6
代表者:上町 達也
設立:2013年8月
事業概要:工業製品の企画・デザイン・コンサルタント・自社製品の開発・製造・販売
コーポレートサイト:https://secca.co.jp/