こんばんは。
7月に入っても雨の日が続きますね。
茶樹は根が深く地中に伸びており乾燥にはそこそこ強いですが、多湿には少し弱い面がありますので、適度な雨量を望むところです。
さて6月は、新茶後でお中元前という時期のせいか、少し淡々と時間が過ぎる感じがしていました。
しかし人生、同じことを繰り返し過ごしている様に感じてる時でも、得意の屁理屈で言うと、実際は今の時間は「初めての今日」であって、何らかの変化はしていると思っています。
それは自分自身のことでも体力、気力、頭脳も感情も少しずつ、時には大きく変化していますし、会社の業績や社員さんも地域も世の中も、流行り廃りも常に変化している訳でして。
そして特に私は、変化というか諸事情があって、
「もちっと、頑張らんといかん」
と思いながら、今朝、また初めての月曜日の朝を迎え一日、集中業務に努めたところです。
変化で言えばお茶の味も、毎年同じ様に感じながらその内質は違いが少しはあります。
例年、主に4、5月に採れたものから(少しはデータを見ながら)ほぼアナログ的に選択し、ブレンドして1つの商品を作っていきます。
よって、お茶の商品って去年1年間販売し飲んで頂いた商品に「似せた」ものを作る訳で、全く同じものにはならないんです。
ですが、少しでも良いお品を!という想いは強くありますから、
「こんげして、あんげして」
「うんにゃ、こっちがいい」
を繰り返して、1年間販売する原料や割合を決定していきます。
では、今年のお茶はどんな感じ?
自分としては、少し「平成前半の味」になっていると思います。
品質については、永遠に試行錯誤です。
実は喜んだり、悩んだりしながら作っています。
作ったすべてが嬉しくなるのも、それはそれでヤバいけど・・・・。