お茶の製造では、原料の選定はほぼ決まっているこの時期、特に火入れのことを考えます。
その火入れですが、毎回調整しながらになります。
1つの製品でも、毎年その原料(荒茶)は一新されるし、じゃあ同じ原料で加工していく1年間でみても、その時の気温、湿気、新茶期か否か、その時の味覚の感性、もしかしたら気分、試飲して判断していくというアナログ的誤差もあるかもしれない。
また他者、他社のお茶を飲む中で、自分の傾向の良し悪しも認識したり。
と、考えながら先日、今月7日から販売の「冬茶だより」を火入れ。
1年前に冬茶を仕上げた時の「加工表や火入れ温度記録」はあえて見ず、
「香ばしく、甘みを残しながら、色は少し茶色くなってもかまわない、でも苦々しくならない様に」
だけ意識して、何杯も飲んでは温度を小刻みに上げ下げ・・・・。
原料が深蒸しなので元々苦みは少ないけど、逆にお茶が細かい分、強火で焦げてしまわない様に考えながらベストは尽くしました。
そして袋詰めされ販売日までが待ち遠しいまま?、冷蔵庫でおねむ中のパッケージを引っ張り出してみる。
「冬のぬくもり、届けます」
とパッケージに書かれていますが、このイメージに少しは近づけたかなと思っております。
(このコピー、少し昭和っぽく、どこかレトロでいいですね)
さて本日、定休日の冬晴れの1日。
1人で電話当番と資料作成をしながら、普段の喧噪から離れて、天気と気温の良さから、頭もココロも「すーっ」と澄んでいます。
まずは、お正月まで2ヶ月。
美味しいお茶で体も心も温まりながら、皆様も社員も自分もお茶屋さん仲間も、穏やかな時間が過ぎていくといいな~と思っております。




