昨日のこと。
村上三絃道さんの家元承継の演奏会に、昼と夜、行ってまいりました。
元:家元が既に公言されている様に、体調をかなり悪くされており、この日を迎えられるのが、
「奇跡」
と言われておりました。
親子で演奏される姿は、鬼気迫る迫真のもので、その人間力に圧倒されるばかりでしたし、ご病気のことは一切感じさせないものでした。
津軽三味線の演奏者であられた初代家元のお父様が急逝され、引き継がれて30年。
国内のみならず海外でも公演をされ、国内では子供達の教育の一環として講座を持たれたり、全国に一門のお弟子さんがいらっしゃり、圧倒的パワーと本気で芸の道に邁進されるプライドでご指導されていたのであろうということは、市民文化センターでの100人のお弟子さんをバックに演奏される姿からも強く感じたところでした。
本気は伝わります。
自分の仕事に例えるならば、小異を軽く飲みこんでしまう本気を示さないと、何もなし得ないと心底痛感したところです。
久しぶりに衝撃を受けた日曜日でした。


