年1回、全国茶品評会出品茶の火入れ。
念入れて1回きり。
製造部長、トシさんの手から200人の想いが、機械の中に流れていく。
わずか3k少々、製品にして30本ほどしか存在しないお茶。
最初の試飲で最適温を確定させる。
今年は前年より1度下げで、芳醇さが出た。
1発勝負。
あとは、待つのみ。
生きていれば色々ある、働いていれば色々ある。
だから良いとか悪いでなく、そういう事実があるというだけのこと。
そういう1年から生まれる品評会のお茶は「一念」と名付けています。
この日だけはやはり、色んなことが頭を駆け巡り、そして今年は心がスーっとする時間でした。







