茶匠のひとり言 | 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園 茶匠のひとり言 – ページ 14 – 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

社長ブログ

2020.11.08

内面

さてさて。

 

おととい飲みに行った某ショットバーでは、コロナ対策で立てられたクリアボードに我が社の特選深蒸し茶をベースにしたカクテルメニューが貼られていました。

 

その名も、ミー茶カクテル!

 

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が、値段を見て躊躇してしまい、安い方を飲んでしまった「ちっ茶い社長」

 

「飲めよ! お前!」

 

と、おとといの自分に叫ぶ私。

(そう言えば、ネーミングの意味も聞いていない)

 

あー、頭がまわっていなかったか?(涙)

 

 

そして本日。

宮崎神宮で行われたある祭事に出席させて頂き、帰社してからは自社の年間計画の半期の振り返り会の準備。

 

4月に立てた年間計画も半年経って忘れも抜けもあり、変化もあり、計画より良くなっている部分も悪化してることも多くあります。

 

特に今年はコロナ渦の中、計画通りに進んでない事と向かいあうのは、社員も私も少し心がきついですが、これはやんなきゃ、せっかく年間計画を立てた意味もゼロになるし、インサイド・ブランディングもあやふや・ふにゃふにゃになります。

(でも7部門の資料を見直すのは疲れます)

 

そのインサイド・ブランディングは、例えばデザイナーさんに外向き用のデザインやロゴを格好良く作ってもらっても、同時に内面も律していかないと、全てが廃れていくことを過去の体験で痛感しています。

 

だから、そうならないためにも、当然ながら「品質」と向き合い続けることも肝心です。

 

先日も女性のベテラン販売部長と、煎茶やほうじ茶ティーバッグの品質確認をしたところです(ちょー、当たり前のことですが)

 

 

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どうしても日常業務に追われ商品数も増えると、値段と味の整合性、安いお茶でもイヤなお茶ではいけないことなど忘れてしまうんです。

 

 

「こっちの方が原価高いけど、まずいわ!」

 

「何か、この味、すかんですね」

 

等々・・・。

 

 

先日も6日から販売開始した冬茶を、パートさんなど全員で試飲しましたが、そこは作業の手がストップしても、イン・ブラとして必要と思っています。

 

 

お茶屋に勤めて頂くならば・・・。

 

極端に言えば、1ヶ月だけのバイトさんもお茶の美味しさを身にしみてもらって、お仕事をして頂く。

 

 

そんな会社にしていきたいと思っています。

2020.10.20

秋は深まり、でも浅い。

 

秋もすいぶん深まってきました。

 

お隣の河野さんのキュウリ、昔はご夫婦が作られておりましたが、親子でされるようになって10年以上になると思います。

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このキュウリ、どこまで流通していくのだろう・・・といつも思う。

(去年もこの時期に、同じようなことを書いた記憶があるなあ)

 

 

 

そして秋と言えばお芋。

 

高校の友人サエキ君のご両親が、グレートテイストアワード2つ星受賞のお祝いで大学芋を作ってもってきて頂きました。

 

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みんなで頂きましたが、甘さ控えめでホントおいしいです。

 

いつも気にかけて頂き、有り難うございます。

 

 

他にもANAさんから電報頂いたり、福祉施設経営のアンドー君からは高価な胡蝶蘭まで頂きました。

 

誠に有り難うございます(^^)!

 

 

 

そして茶園では、秋の芽の充実が大切な時期となります。

 

この秋空を茶園と撮りたくて、腕利きカメラマンのラウンジャー黒木さんと撮影。

 

 

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秋空と秋芽のコントラストが鮮やですがね。

 

-6

 

 

こんな秋。

 

何だろう、何というか、世の中はコロナ渦で経済もマインドもシステムも激変していますが、それでも変わらないものは変わらないですね。

 

どこか他人ごとだったり、今日が終わればひとまず良しだったり、否定はしても対案は出せなかったり実行部隊は出来なかったり完結しなかったり。

 

そういう人が多いし、自分もそうであったり。

 

 

まだまだ浅い秋。

 

 

根拠ある深掘りが必要だと思います。

 

2020.10.03

実らせよう、秋

 

 

イギリスの国際的食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード」に3品出品し3品とも2つ星を頂き、昨日はその件で、UMKさんのテレビ、MRTさんのテレビとラジオに出演、取材を頂いた非常の有り難い1日でした。

 

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夕方はラジオの生番組でしたが、スタジオ入りする前に山形屋さんに催事でお世話になっており、そこものぞいてみました。

 

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うん、スタッフがなかなか良い感じでディスプレイしてくれていて安心。

 

で、我社に限らず販売者、商売人は当然ながらコロナのことを頭の真ん中に置きながら、でも販売もなんとかしなきゃ!ともがいています。

 

売り上げも大事です。

それは気持ちの良くないイヤな数字で積み重ねていくことでなく、お茶ならお茶をご提案してお客様が気に入り喜んで頂いた結果、それが数字に表れてくるイメージです。

 

 

もうすっかり秋です。

 

 

1つずつ、想いを実らせたいと思います。

2020.09.07

マゼマゼ

 

脅威の台風が過ぎ去りました。

 

この辺りは想像よりは被害が無かったんですが、県北の元社員の嫁ぎ先の近くでは土砂崩れがあった様で心配です。

 

 

さて、品評会出品園。

 

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夏場に枝や葉を切り落とした後の残渣(ざんさ)も、良い感じで腐敗し土になじんできたので、これを耕耘したろころです。

 

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カルチという機械で、土と残渣を混ぜ混ぜしました。

 

が、この機械の「振動」が、幼少期には「神童」と言われて今は普通の56才になった私の体に少し堪えました。

 

 

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でも土と良く混ざって満足、まんぞく。

 

あさって頃、心地よい筋肉痛が待っています(^^)

 

2020.08.23

お気持ち

来週は一雨降りそうですね。

 

雨、期待!

 

茶園にも身の周りにも。

 

 

さて先日、長年、お店に来て頂いているお客様からスタッフにアイスの差し入れを頂きました。

 

そのお礼を、流行の我流俳句もあわせて精一杯書いた&描いたところです。

 

 

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お茶を買って頂く上に、差し入れまで頂く。

 

有り難い、有り難い。

 

 

本当にお気持ちが有り難い。

 

 

さてスタッフの事と言えば、徐々にですがこのコロナ禍でも戦える体制にシフトチェンジ中。

 

そのうちの1人、自分自身も軸とスタンスを作りながら、時にはうっすら微笑む鬼となり、歩みは遅いですが進んでいます。

 

 

今だからこそ出来ることを模索し、手を尽くしたいと思います。

 

 

2020.08.11

美意識

 

さてさて・・・。

 

猛暑で汗を流しながら、農機具倉庫に行くと面白いことが・・・。

 

カッパとパッカ。

 

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カッパは雨合羽。

パッカはパイプと布などをはさむ物。

 

1人で口角をちょいと上げたところです。

 

 

 

そして工場では、これまた汗を流しながら焙じ茶作り。

 

特選ほうじ茶!と名乗るからには、原料の選択も責任重大。

 

ちなみに我が社では上質1番茶から抜き分けた、色の良い平たい茎を使います。

(これ、業界用語でペタ棒(ぼう)と言います)。

 

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これを焙じると旨いんです。

 

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焙煎のポイントは、一瞬で高温にし(ポン菓子みたいに)平たい茎をプクッ!と膨らますこと。

 

できあがりは雑味の無い、清涼感溢れる良い香りです。

 

 

 

 

話し変わって先日、ジョギングで走った西都原。

 

久しぶりの運動のせいでなく、茶業をやめられたある生産者の方の抜根された茶園に胸が苦しくなりました。

 

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んんん・・・・。

 

世の流れに負けられん、俺は負けんど!と思う。

 

負けたくないから、新しいスタンスで密かに?社長業をしながら、零細企業の宿命で現場業もやっています。

 

コロナの向かい風も受けながら、でも何というか、全ては自己責任という立場が苦しくはなく、むしろ有り難いと思います。

 

 

今は前置きや評論でなく、直感でやりきる時。

 

正論ばかりでは息が詰まります。

 

 

仕事をなぜやるか、どういうマインドでやるかという「美意識」も大切と痛感しています。

 

(最後、決まった!)

2020.07.25

梨が有り

 

工場で加工をしながら窓際でお茶の試飲をしていると、駐車場に到着されたお客様の車が、すりガラスごしに見える時があります。

 

そんな時は、毎回ではありませんが、ちょいと窓を開けてお声がけさせて頂くことがあります。

 

「こんにちは、いらっしゃいませ!」

 

するとお客様は少しキョロキョロされ、工場から顔を出すこのオッチャン社長を発見され、微笑まれます。

 

 

 

そして今日もそうやってお声がけすると、

 

 

「あんた、社長やがね? 頑張っているね。そこは暑いやろ?」

 

 

と、コロナの事を気にされてか、密着を避けるように手に提げた梨を窓ごしにお渡し頂きました。

 

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いやあ、汗かきの工場で嬉しい時間です。

 

 

ここで一句!

 

ディスタンス 工場の汗が 梨で消ゆ

 

 

 

 

 

さてお陰様でリセット出来て、改めて火入れ。

 

今日は主に県外のスーパー様で扱って頂いているお茶の仕上げ。

 

イメージは、中蒸しで注し易い、香りは強すぎず生す過ぎず、優しい味わい、くどくなく、さらっと自己主張しない味わい。

 

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うん。

 

そんな感じ・・・・。

 

 

 

 

そしてコロナ。

 

ここでどうするかが、リーダーの仕事。

 

 

正しいか、否かでなく、「決める」だけです。

 

 

 

 

 

2020.07.12

悔しい!

 

全国茶品評会の茶園が、正直なところ、もう一歩です。

 

病害虫の対策は回数的には多めに取っていますが、タイミングの悪さか、新芽が食われ気味です。

 

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先日は、伸びた茶面を揃える「整枝」という作業を行ったところですが、一部が虫や病気にやられていて、

 

 

「ちっくしょう!!!」

 

と、小梅太夫ばりに叫びたい気分です。

 

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さてさて悔いるのはここまでにして、次の対策として土の分析。

 

 

人間と同じで、今の体(土)に足りないものを科学的に分析にして、来春までの施肥(肥料まき)に生かしていく。

 

 

 

そこで、(墓穴でなく)穴を掘って、土を採取したところです。

 

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久しぶりに掘ってみると、思ったより土は柔らかい。

 

このことは、一安心。

 

 

体も土も固いよりは柔らかい方がいいし、成分もバランスよく採れているかどうかが肝心です。

 

 

 

そして、この茶園で

 

「俺、頑張っている!」

 

なんて何の役にも立たないちっぽけな自己満足は茶園に込めずに、「最良の品質」に向かう根拠(流行りの言葉でエビデンス)を詰めんで、特に判断の難しい夏場の茶園管理を全うし、来春、もし手摘み出品で200名近い方をお呼びできるのであれば、ピカピカに輝いた新芽をお見せしたいものです。

 

 

あ~、でもやっぱり、虫がつくと悔しい!!!

 

2020.07.03

 

ご無沙汰し茶いました。

 

日々、前だけを見て仕事しております。

 

 

さて、全国茶品評会の出品茶園。

 

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一度、低く切り落として茶葉がゼロになりましたが、やっと力強い新芽がバラバラながら出揃ってきました。

 

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この雨もしっかり成長を後押ししてくれています。

 

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しかししかし、季節的に草もすぐ伸びてきて、気になるところです。

 

そして虫や菌対策も非常に大事ですので、雨間にまたちょいと張り込んで何とかしなきゃです。

 

 

こんな中、

 

 

「黒木さん、茶園に出る時間あると?」

 

 

と先日、知人に聞かれましたが、特に この6,7月は毎年、都内出張で忙しい時期なんですが、今年は言うまでもなくコロナで出張にも行けずで、結果的に畑に出る時間が何とか確保出来ています。

(来年の今頃は、コロナも景気もオリンピックもどうなっているやら?)

 

 

しかしほんと、先のことはわからないことが多いですね。

 

何ごとも状況は急変するし、不変と思っていることも簡単に姿を変えてこちらに向かってきます。

 

 

だからこそ、今日に全力投球。

 

課題は沢山ありますが、今を生きるしかないです。

 

 

明日を憂うことなくです。

てなわけで、また明日も首痛で整体を受けたりしながらしっかり頑張りますヨ。

 

 

あっ、もう夜の9時。

 

早く帰って、今夜はブラピの「マネーボール」観て、根拠あるマネジメントで運営していく大切さを頭にたたき込んで寝たいと思います。

 

 

 

 

 

2020.06.12

「ハズ」という思い込み

 

 

県外のあるお茶屋さんに、数年来、お茶を納めさせて頂いています。

 

そこではうちのお茶と他社、他県のお茶をブレンドされ、1つの商品として販売されていますが、そこの社長と色々お話しをすると、社長の品質に対する強い想いが伝わってきます。

 

まあそれは、懸命に仕入れやブレンドをされており敬服します。

 

 

それで、先日うちがサンプルで出したあるお茶について、

 

 

「黒木さん、ちょっと焙煎弱いから再度やり直したのを見せて下さい」

 

 

とのこと。

 

 

 

「えっ、強めの火入れしたけどなあ」

 

 

と内心思いながら、その不採用のお茶の加工表を見直し、実際にそのお茶を飲んでみる。

 

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「んんん・・・・。確かに香り弱い」

 

 

温度を上げたハズなのに、香りがいいハズなのに、試飲で確認したハズなのに・・・。

 

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「ハズ」がいくつか積み重なる。

 

 

 

が、飲んでみると、先方様の指摘通りの香りが少し足りないお茶。

 

 

 

仕事は結果。

 

 

仕事の「失敗」と言われることの要因は、思い込みや情報不足と言われます。

 

 

それと世の中では、会話の誤差も積み重なります。

 

 

今回のことは、思い込み。

 

 

 

「頑張った、一生懸命やったのに」

 

 

は、小学生のスポーツや勉強まで。

 

 

 

それでも黙って取り引きを切らずに、再提出を求めて頂いた先方様には感謝。

 

 

これに関してはコロナのせいでもなく、誰のせいでもなく。

 

 

結果を出すのみです!

 

 

 

 

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