工場で加工をしながら窓際でお茶の試飲をしていると、駐車場に到着されたお客様の車が、すりガラスごしに見える時があります。
そんな時は、毎回ではありませんが、ちょいと窓を開けてお声がけさせて頂くことがあります。
「こんにちは、いらっしゃいませ!」
するとお客様は少しキョロキョロされ、工場から顔を出すこのオッチャン社長を発見され、微笑まれます。
そして今日もそうやってお声がけすると、
「あんた、社長やがね? 頑張っているね。そこは暑いやろ?」
と、コロナの事を気にされてか、密着を避けるように手に提げた梨を窓ごしにお渡し頂きました。
いやあ、汗かきの工場で嬉しい時間です。
ここで一句!
ディスタンス 工場の汗が 梨で消ゆ
さてお陰様でリセット出来て、改めて火入れ。
今日は主に県外のスーパー様で扱って頂いているお茶の仕上げ。
イメージは、中蒸しで注し易い、香りは強すぎず生す過ぎず、優しい味わい、くどくなく、さらっと自己主張しない味わい。
うん。
そんな感じ・・・・。
そしてコロナ。
ここでどうするかが、リーダーの仕事。
正しいか、否かでなく、「決める」だけです。