2021年11月|宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園 茶匠のひとり言 – 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

社長ブログ

2021.11.20

仕事の尊さ

誠に有難うございます。

 

全国茶品評会埼玉大会、玉緑(たまりょく)茶の部門で、日本一であります一等一席、農林水産大臣賞を頂きました。

今年の4月17日、110名程の方に御参加頂き、生葉43k程を「手摘み」し、その日の夜に製造したものを出品致しました。

 

 

そして昨夕、嬉しい審査結果を県の担当の方からご連絡頂き、社員と手摘み当日までの1年間のことを画像で振り返りながら、社内発表会を行ったところです。

 

 

 

 

その話の中で私の気持ちとして、どうしても社員に伝えたかったことが、

 

この茶業という仕事はお客様に、

 

 

「有難う」

 

とか、

 

「美味しかったよ」

 

と言われる事が多く、それは自分たちが仕事をする上で非常に心の支えになり、改めて仕事にも真摯な気持ちで取り組めるということです。

 

 

 

 

今日もお客様から、高校の同級生から、地域の方から、親戚のおじちゃん達から、

 

 

「誇りだ」

 

とまで言って頂き、その言葉の重みを苦しいくらい謙虚に受け止めて、そしてそのお褒めのお言葉に実像実態が追い付くように、何かを積み重ねていく毎日にするしかないと思っています。

 

だからこそバタバタ感で仕事をするのがいやで、今、改めて商品1つ1つの品質が気になりだし確認や見直しをしています。

 

それは何か小さなズレや欺瞞から、大きな雪崩がおきるのが怖いからです。

 

 

 

バナナの皮ですってンコロリンと滑る前に、バナナの皮が落ちていることに気づく、心が整って穏やかな朝を毎日のスタートにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2021.11.13

品質確認

 

 

製造部長との品質確認。

 

今日は、私が仕上げたお茶を飲んでもらいました。

 

 

職人気質の彼の感想。

 

かなり細かく分析できる彼に飲んでもらったこの2つに関しては、「原料の選択の良し悪し」、「焙煎の強弱」で差異が出ているという点が一致しました。

それでも好みの差は、若干あります。

が、会社の味として「ここは、ずれちゃいけない」というところは、お互いで守ります。

 

来週は彼が担当するお茶を2点、私が担当するお茶を1点、確認しあいます。

そこでやることは原料の選択方法、根本的な原料の品質、原価、製造の仕方など、お互い言いにくい事を言い合って、日々の製造に生かし、来春の仕入れにもつなげていきます。

 

 

 

先日は、関東のお客様からお電話を頂き、

 

「いつも飲んでるお茶が、少し味が違う」

 

と言われ、現品を送って頂きました。

 

届いてそれを見てみると、お客様が言われていることが正解で、ある原因でお茶が粉っぽい部分が少し多めになっていました。

 

 

1日間、大反省。

 

現場社員と改善に向けて緊急ミーティング。

(現場もすぐ、対応策を挙げてくれました)

 

 

 

 

 

昨日は外回りの販売員からも、

 

「社長、この商品、気になります」

 

と意見。

 

言われると、製造者として5秒くらいは気持ちが良くないですが、言う方も言いにくくても言ってくれています。

(飲んで確認してみたら、改善の余地がありました)

 

 

当たり前のことですが、1つ1つの品質を見極めていく作業を怠らず、朝の掃除から始めて毎日の仕事や取り組み、会話を丁寧に積み重ねていく。

 

計画も振り返り、即実行していく。

 

 

そうして初めて優しい味わいで旨みが強く、体にも良いお茶が出来ていくと思います。

 

 

 

今朝、出社前に朝風呂に入ったら、気持ちがリセット出来て、大きなお顔にも臭いのしない美顔クリームを少しだけ薄めに塗って(妻に「ちゃんと塗んないよっ!」と丁寧なご指導を頂いて)、気合の入った1日がスタート出来ています。

 

 

 

 

2021.11.11

地道に

 

土壌分析のために、土を採取。

 

体と同じで、何が足りて何が不足しているか?

 

 

 

 

定期検診で病院に行くのと同じで、土を分析して肥料散布の計画を練り直します。

 

 

 

 

 

全国茶品評会茶園と一般茶園で採取しましたが、肥料は多すぎても少なすぎても良くないですね。

 

 

それと、肥料をしっかり受け止めて吸収する土中の環境が整っているか?

 

茶樹自体がストレスなく快適な状態か?

 

 

 

 

 

品質の良い肥料を適量まいて、旨みや甘味が増した茶葉を、春になったら最適な葉の伸び具合のタイミングで摘んで製造します。

 

 

製造も、葉の状態に合わせて出来るとGOODです。

 

 

何かすごいことをするというより、地道にベストな日々の作業の積み重ねしかありません。

 

そうすれば、体にも心にも良いお茶が出来上がります。

 

 

 

地道に積み重ね。

 

 

しかし、そんな理屈はわかっているはずなのに、私生活では早く筋肉を付けたくて、ダンベルを激しく動かし過ぎて肩を痛めた57才のお茶屋のおじさん。

 

 

毎週、コツコツと地道に整形外科に通っています。

 

 

トホホ・・・。

 

 

 

 

 

 

2021.11.08

中田英寿さん来社

 

今夏のことですが、サッカー元日本代表のあの中田英寿さんに来社されました。

 

中田さんは、元々日本茶や日本酒に興味を強く持たれており、茶業界としてもそのことは非常に嬉しく、有り難い事です。

 

 

それで来られる前は、正直、日本茶の「うんちく」や職人気質の理論を言われるのかなと思っていました。

 

が、予想(先入観)に反して、

 

「職人のこだわりが日本酒も日本茶も強過ぎて、伝え方や売り方が下手。そこを改善していかないと厳しい」

 

と言われました。

 

 

 

「そうなとよ!!」

 

 

お茶屋はその発信の仕方が難しいし、「発信べた」だと思います。

 

しかしだからと言ってSNSやwebを、会社として導入さえすれば全てがカバーできるとも限りません。

 

そのシステムは言うまでもなく大きな武器ですが、それを駆使する現場スタッフの真面目さや想いがあるかどうか?

 

 

一番は、お茶屋であれば例えばその販売しているお茶を、どこまで自社で手をかけて製造しているかによると思います。

 

 

フェイス ツー フェイスでもSNSでも

 

「うちのお茶は、旨みや甘味があって優しい味わいです」

 

「このお茶は、焙煎が強くて香りがいいですよ」

 

と心底、言えるかどうか?

 

 

自社で新茶の最繁忙期に神経をすり減らしながら1年間分の原料(荒茶)を確保し、それを販売に合わせて毎日製造していく。

 

 

当然、販売価格や原価との葛藤もあります。

しかしそこの最良のすり合わせを目指し製造し、パッケージ室が安心安全で商品化し、お店、通販、配達のスタッフが作り手の想いを共有してお客様に販売していく。

 

受注の電話に出る総務やパートさんも、お客様に問われた時に出来る限り、お茶の説明が出来ると良いと思います。

 

 

そこは、自社で作ってる方が「語れる」と思っています。

 

 

もちろん、完成品を仕入れて頑張っておられるお茶屋さんもおられますし、それも経営の手法として一つのやり方です。

 

 

が、我が社は効率は悪くとも、スタッフみんながそのお茶を語れる会社を目指しています。

 

 

朝から気合の月曜日です(^^)

 

 

 

 

 

 

 

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