続けての降雨から、連続晴天となっている夏季終盤。
秋らしい落ち葉も道を彩どり始めましたが、朝夕少しは肌寒くなってきた・・・とは、まだ言えないですね。
秋を目の前にし、恒例の秋のお茶を製造。
旨みとまろやかさが重視の当社の茶葉を改めて比較し、少し涼しくなってくる頃を想像してブレンドや焙煎をします。
今年の4月の新茶の季節に準備した茶葉。
その中から、収穫の秋に美味しく感じるであろう原料を選択し加工しますが、今年は今年特有の茶質というか特徴があるので、焙煎は前年の焙煎温度を参考にしながらも、今年の物にフィットする温度を焙煎中に模索しながら仕上げます。
「おっ、よし!」
と、しっくりくるまで温度を少しでも上げ下げします。
まあ、これは普通で当たり前の仕事ですが。
さて充実の秋に向けて、来月で57才になります。
しかし良いか悪いか、60も近くなってきたのに年齢に対する自覚がほぼ欠けていると感じます。
やはりこれは、起きている時間と言うか意識のある中で、肌がつやつやする液体を自分のお顔に妻に強制的に塗らされる時間以外はあまり鏡を見る機会がなく、年齢なりの白髪や禿げ上がりを視覚的に見る時間が少ないからだろうか?
それとも、内面的な熟度が進んでいないのか?
最近、57才男性の婚活の活動ドキュメントと、20代大学生の貧困の実態が書かれた本を2冊読みましたが、自分の年齢って世間のポジションや認識はこの位置なんだ!と痛感しながら、それでもそれに抗っていこうと再認識したり。
まあ、こんなことを思いながら旨くて香りの良いお茶を作っています。