県内では6月から始まった2番茶も中盤過ぎ。
あれほどテンパっていた新茶期よりは、少し気持ちは落ち着いた状態で過ごしています。
新体制でむかえた我が園も理解ある仲間のお陰で、予想以上に順調に進んでいます。
(それは今は亡き父が、若い頃から皆さんと良いお付き合いをさせて頂いていた流れがあってのことだろうと、改めて感じます)
特に今年は、梅雨のハズなのに天気の良い日が続き、毎年苦労する雨間の摘採もスムーズに進みますね。
そして、早朝からは販売に足りない分をお茶の市場で買い付け。
こちらも長年の仲間と競い合って、県内生産者300名以上の上場茶を丹念に審査し入札で購入。
ここでお茶を見ながら頭を使う事は、甘味、香り、滋味、旨み、雑味、苦み、色、形、品種、抽出度合(蒸し度)は当然のことながら、相場、販売計画(仕入れ数量計画)、誰が入札に来ているか? 買うタイミング等々、色々あります。
その中で、いくらで値段を入れるかは、仲間とのかけひきもちょびっとあります。
それとすご腕の生産者の方にはリスペクトもあり、少しでも踏ん張って買えれば!と思っています。
それにしても同じ宮崎の天気で、なぜこんなに並べられたお茶の品質や価格が違うのだろうかと毎年思ってしまう。
(値段も2~3倍くら違う時が普通にありますが、作り手の想いは10倍は違うんだろうな)
販売も経営も同様だと思います。
んじゃ、日々の仕事で自分がどれほどのことを生み出しているだろうかと?と考えると反省の気持ちで、
「さあ、明日からやるぞ!!」
と、ここに誓います(^^)
さて、茶業界のなが~く変わらない、ずっと続いているコト。
古い体質と言われる茶業界。
それが良い事もあり、悪い事もあります。
華やかに見える話題を1つ作るより、現実に100本のお茶を新たに売る難しさ。
100本のお茶を売りながら、日頃の愚直な取り組みが結果として相手の心の底に響き渡って、共に喜べる様な仕事がしたいとも思います。
真っ直ぐ行くか、でも変化球も少し?
明日からでなく、今夜もう少し頑張ってお仕事します。