茶匠のひとり言 | 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園 茶匠のひとり言 – ページ 30 – 宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

宮崎の日本茶専門店(お茶・緑茶)新緑園

社長ブログ

2016.09.04

人と想いと過ごす時間。

色んな関係の方々と、心で過ごす貴重な時間。

 

 

5日前は、東京のある店舗様と商社様が来社頂き、園や工場の視察と宮崎茶の新商品検討。

 

 

私は作り手として

「美味しいと思うお茶は、これです」

と明言、断言。

 

 

自分の好みとして、深蒸し過ぎてお茶本来の味でなく葉の濃さだけで飲ませるものでもなく、しかし浅蒸し過ぎて薄く出てお客様には実際は注しにくいものでもなく。

イメージとして、中蒸しのお茶で味も香りもしっかり感じ、注し易さも兼ねたもの。

 

でも被せ日数の長短、火香(焙煎としての)など、その他様々な要因を加味していくと、その選択肢は無数で、話しが終わらなくなります。

 

でも、バイヤーの方は真剣でした。

メーカーに対する有難い想いもお持ちの方々でした。

そして難しいであろうお茶の判断、鑑定を真摯に行われ、私も率直な感想や嗜好も得る事も出来たところです。

 

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はるばる宮崎までご来社頂き、非常に有難い時間でした。

 

 

そして3日前。

地元の行政の方、指導機関、マスコミの方、仲間と社員と宴席。

 

全国茶品評会で日本一、3連覇出来たお礼や想いをお伝えしたく、設けたところです。

 

そしてそれは、今後の新富や茶業界を語る時間にもなりましたね。

 

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私は実は、顔に似合わずアルコールは弱いんですが、さすがにこんな夜は気分が高揚し、嬉し涙も少し流れたりで、ヒジョ~に良か宴でした。

 

皆さんの発する言葉の1つ1つが有難く、優しく、想いが同じで、それぞれのお立場で、弊社を大事にして頂いている事を感じると、そりゃ、飲めない焼酎も「おかわり」が進み、熱く熱く語り、しかし同じ話を何度も繰り返す「急性中年性繰り返しトーク症候群」も出てしまったり(^^)

 

 

「どうかしてたっ!」

 

ちゅうくらいの、久しぶりの痛飲でしたがね。

 

 

そういえば、その居酒屋の座布団と私のバッグの色も

 

「同化してたっ!」

 

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(これが言いたいだけ?)

 

ウイットとか洒落たジョークでなく、単なる失笑となっている最近の感性は、大いに改善の必要があると素直に認めつつ、今日はこれくらいでサヨウナラ。

 

 

 

 

 

 

 

2016.08.28

心の芯から

 

「ありがとうございました」

 

「皆様のお陰です」

 

とは、3,4年前は心の底からはなかなか言えてなかったのか・・・。

 

正確に言うと、それは「心の芯、腹の底では気付いてなかった」からか・・・。

 

 

この度の全国茶品評会で日本一、農林水産大臣賞を3年連続で頂き、宮日さんの一面にも載せて頂き、テレビやラジオでも扱って頂き、本当に多くの方に喜んで頂き、文字で伝えて頂き、声を聞かせて頂き、ぐーっとじわーと五臓六腑に染みこんで気付いてきます。

 

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お客様、取引先様、地域の方、親戚の方、同業の方、行政や指導機関の方、仕事関係の方、町内外の方、県内外の方、今の社員、昔の社員の方達、友人、先人達、家族・・・。

 

 

書ききらないです。

 

そのお一人、お一人が弊社と、私や社員と何らかの関係で繋がって頂き、その細い糸、太い糸、赤い糸、金の糸、絹の糸、切れそうな糸、ほつれた糸が縦横斜めに織られて作品となり、今回の受賞があります。

 

 

本当に有難く、そして責任を感じます。

 

 

嬉しすぎて、でも少し苦しいです。

 

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この先行したイメージを、今から10年20年かけて揺るぎない確かなものに変換していく日々の行動も、改めて要ります。

 

 

だから、今からが本当のスタートと思っています。

 

 

私どもが出来る事は、日本茶が葉っぱという「モノ」に留まらず、皆様の心をゆさぶり続ける「コト」を少しでも感じて頂ける様、努力を積み重ねるだけです。

 

 

日頃のお付き合いに、心より感謝申し上げます。

 

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この度は、誠に有り難うございました。

 

 

 

2016.08.18

歳時記

立秋は今年は今月の7日でしたので、それに合わせて「秋のお茶」を・・・となりますと、さすがにまだ暑い。

それで今年は、9月が近づき少しずつは気温の落ち着いてくるであろう今月の27日に、「秋のお茶」を販売開始致します。

 

このお茶は、私が担当で原料の選択と加工をしており、この季節茶をスタートして数年になると思いますが、毎年有難いことに、実はハードルが上がってきています。

 

そのハードルとは・・・。

 

 

社内にあります。

 

 

自分の心にもあります。

 

 

数年前までは、正直色々と無頓着であったと思います。

 

が、ここ2,3年は社内も一段と真剣になり、みんなの味覚も上がり、販売する意図の共有も図られ、無自覚に「作った、さあ売ろう~!」とはならなくなってきました。

 

自分自身も、お客様に飲んで頂く前に、社内スタッフの厳しい?目を越えられる様に、今年は特に腰を据えて取り組んだところです。

 

「形状物で味や特別な香ばしさを出し、蒸し系で口当たりの柔らかさも維持し・・・」

 

 

「単に香ばしい!を越える香りと、それと両立する【品・ひん】は守りたい」

 

 

 

 

そう考えながら、ブレンドし、加工しながら焙煎温度も上げ下げでした。

 

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秋に美味しく飲めるお茶。

 

 

秋の夜長に一息つける時間。

 

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季節を感じながら、秋に色んなことが穏やかにすすんでいくイメージ。

 

 

そう考えながら、やっと完成しました。

 

 

でも、まだ、あちね。

 

 

2016.08.10

期待の若者に・・・

今日は、市内の大宮高校の生徒と先生方、東京から東大の学生と教授、留学生の皆さん等、総勢30数名の方が来社されました。

 

昨日は高鍋の黒木本店さんや都農ワイナリーなどに行かれており、これは県や国の企画で、グローバルとかイノベーションのどーたらこーたら・・・・この説明は省きます(^^)

 

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それで私が、若者達にお伝えしたかった事は、

 

 

お茶をモノで捉えず、コトとして伝えながら販売していること

 

経営、茶業への想い

 

能力とやる気に満ちた彼らにこれから望む事、考えて欲しい事

 

でした。

 

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そして小さい企業ながらの紆余曲折と、今の取り組みを本音でお話しましたが、みんな真剣に話しを聞いてくれ、話していても違和感なく時間が過ぎていきましたね。

 

また彼らは成績も優秀で、日本で、世界で世のために大きな力を発揮して欲しいという私の願いも込めました。

 

 

自分が彼らの頃・・・・。

 

約30年ほど前。

 

ん~、無知、無感覚、鈍感、無意味に過敏、未努力・・・。

 

 

そんな自分でしたが、今日は半世紀を何とか生きてきた50過ぎオジサンの熱弁タイムでした。

 

 

今日も熱かった。

 

今日も暑かった。

 

 

 

 

 

2016.08.18

ノー マニュアル

おはようございます。

 

今朝も交代で、スタッフがお茶の淹れ方を語っています。

 

それは練習でなく、方法でなく、決まりの確認でなく、無感情の業務でなく・・・・。

 

 

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「私はこうやってやった方が、美味しく淹れれると思うんですよね・・・・」

 

その気持ちに、他スタッフの淹れ方を見て再確認出来た事を加味すれば、最強に少し近づくかなと思います。

 

 

ノン ワン パターン

 

ノー マニュアル

 

 

そしてこの精神が根付けば、本当に気持ちのこもった美味しいお茶が、お客様に届くと信じています。

 

 

日本茶専門店のアドバイザーとして。

 

 

さて、今日も暑くなります。

 

農作業の皆様、道路工事の交通整理の方、瓦を屋根に設置されている方、営業で外回りの方々・・・。

 

暑さでクラッときて、事故に遭われません様に。

 

2016.08.03

いいぞ! 新緑園

朝から社員同士で、自主的にお茶の淹れ方練習会をやっております。

 

 

やる前は、

 

「緊張する」

 

「やりにくい」

 

「責められる感が・・・」

 

もあった様ですが、実際はアットホーム&笑いながらで、私自身も予想以上の広がりと深まりを感じたところです。

 

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「社長の淹れたのは薄いけど、甘みがあるんですよね~」

 

というのも聞いて、ミニ驚き。

 

 

「そうなっちゃ・・・」

 

 

均一マニュアルでspiritsを感じないお茶よりも、それぞれが自分の手法でお客様に合わせたお茶を想いを込めてお出しする。

 

 

そう出来れば、お茶という「モノ」が、お茶という「嬉しくて、へーっと感じて楽しいコト」に変わっていきます。

 

 

そしてブランドとは、デザインでなく格好良さでなく、愚直にこの積み重ねで始まると思います。

(この事は、異業種とはいえ、スタバに関する本で強く感じました)

 

 

いいぞ、我が社(^^)

 

 

自画じーさん、51才です。

 

2016.08.02

今は半歩でも・・・

先日、ある会議の終盤。

 

熱き社員君の提案。

 

 

「これ、みんなで読みましょう! 誰からか・・・」

 

と言うので、

 

 

「そりゃ、私がまず読むわ!」

 

と、挙手。

 

全4巻。

 

こういう本もあるという情報に疎くなってる自分も感じながら、とにかく読んでます(あと1巻)

 

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ほ、ほ~。

 

よしよし。

 

(知らなかった事も書いてあり、勉強になります)

 

リアルお茶のお話。

 

それだけでなく、やはり一番は「のめり込む」大事さ。

 

 

漫画って、頭に入り易いですね。

 

 

その気分を試飲室に持ち込み、各原料を改めて確認。

 

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少しは目覚めたか・・・・・。

 

 

まだまだ浅い。

 

 

さて、猛暑。

 

どうしょっ。

 

 

お茶で流す涙が、明日のうれし涙になる様に、計画と実行と笑顔と小さな勇気を積み重ねながら半歩ずつ歩くだけです。

 

 

 

 

2016.07.24

昨日心満タン、だから今日はベーグルでDW

日曜日。

 

休まない。

いかんですね、休みは休まないと。

 

でも溜まった書類の整理とスケジュール作成とメール返答は、日曜日の方が落ち着いて出来るので、ついつい出社し茶います。

 

と、得意の忙しいふりをしながら、昨日土曜日はお昼前から「プライベートすし詰めタイム」

 

愚息が2年前まで所属していた高校野球部の甲子園県予選応援。

シード校にまさかの大勝利でベスト4入り。

試合を観ながら、「色々無い中から」出来る事を見いだし指導と指針を徹底させる監督の力量と、それを具現化出来る子供達の精神力、理解力に感銘。

 

ONE WAY SPIRITS

 

その後は大渋滞のサンマリン駐車場で焦りながら帰社し、娘が通う市内北側の高校の放送部の取材応対。

お茶への想いを語りました。

(その女子高生のお父様が、今日応援に行った試合の監督という繋がり)

 

で、終わって今度は市内まで「えれこっちゃ宮崎」で高校ダンスチームで踊る娘の応援。

 

生き生きした表情で嬉しそうに踊る娘に、感涙しましたよ。

なんか、賞も頂けたそうでアリガタヤアリガタヤ(^^)!

 

 

そしてそれが終わって、UMKさんのジャムナイトに心の友デンちゃんと。

事前の情報も確認せず、ざ~っと行ったので、大好きなスクエアーやマリーンの演奏が終わっており、ミニ落ち込み。

 

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まあそんなこんなの土曜日明けなら、今日はお仕事せにゃね!

 

 

となれば、デスクワークは町施設キラリの喫茶、キートスさんで。

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オーナーの穏やかさからか、品があるというかトンガッてない味わいで、食後感が非常に良いです。

お薦めです。

 

 

さー、集中してデスクワークすっぞ。

その前にまずは腹ごしらえ。

 

 

あちこちの皆さんのお陰で、とても心地よい心境の日曜日です。

 

 

 

 

 

 

2016.07.09

お客様との時間

昨日は大雨、交通網も災害も心配。

命にかかわる大事が発生しないことを願います。

 

夏の感謝祭、2日目ももう少しで終わります。

昨日、今日と店頭でお茶淹れをしています。

 

 

そこでお客様にお聞きする、有難い言葉の数々。

 

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「夏茶だより(夏期限定の煎茶)のキリリ感が、毎年楽しみで飲んでますよ」

 

「わざわざ、お休みを取ってきました。よそでも買えるけど、ここで顔を見ながら買いたいし。色んな人に紹介してますよ」

と言われた娘さんとお母さん。

 

 

お茶をお出ししたら、「これがお茶やね」とうなられた方。

 

 

「ここのほうじ茶、なぜか飲み易いとよね」

 

それと、

「DM等の案内ハガキが温かくて大好きで、冷蔵庫にはってますよ。捨てられなくて・・・」

といつも寄って頂けるご家族の方。

 

等々・・・。

 

 

そして、ご年配のご両親に抹茶ソフトをお渡ししている娘さん。

(父を思い出します)

 

 

親子3世代でお寄り頂き、チビちゃんが抹茶ソフトをニコニコ美味しそうに食べる姿を、笑顔で見つめているお母さん、おばあちゃん・・・。

 

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愚息と高校で一緒に野球をしていて、今は都内の大学で勉強も野球も多分?頑張っている青年も、近況報告兼ねて寄ってくれました。

(私とツーショット撮って、待ち受け画面にするの?)

 

 

お茶というモノでなく、楽しいコト、嬉しいコト、へ~という驚いたコトが沢山詰まった時間です。

 

 

モノからコトへ。

 

有難く、そして嬉しい1日です。

 

 

2016.06.26

振り返り、前進し・・・

良く晴れた日曜日ですね。

 

お茶を保管する冷蔵庫が満杯になりそうで、既存の倉庫に冷蔵庫を増設するために、倉庫を整理整頓&断シャリ。

ずっと倉庫に置いていた物を引き出してみると、何十年も使っていないものが出てきますね・・・。

 

その多くは破棄しますが、それでもさすがに捨てられないものもあります。

 

 

今は乗用型の茶摘み機が常識ですが、20年前まで使っていた可搬(かはん)の茶摘み機。

(可搬の字、合ってますか?)

 

機械の両サイドを2人で抱えて、茶園をだーと歩いて摘んでいってました。

私も2年ほど使いましたよ。

(梅雨時期は茶園がぬかるんで非常にきつく、あのときはサラリーマンを辞めた事を悔やんでたものです・・・)

 

 

そのずっと前の、バリカン手ハサミ(黄色の袋がついてるもの)

 

まだその前は、竹カゴを背負っての茶摘み。

80代の両親(父は亡くなりましたが)が20代の頃にスタートした茶業ですから、この竹カゴは当時のものだと思います。

 

           

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捨てられないというより、捨てちゃいけない。

 

あと、お茶屋さんでも知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、

風選機や火入れドラム。

ご年配の方には懐かしい機械でしょうか・・・。

 

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その時があって、今があります。

 

どうあがいても、ゼロから興した人達には勝てません。

 

 

だからこそ、今を浮つかず、謙虚に強く宮崎茶を広く伝えていくだけです。

 

 

 

 

 

 

 

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